―黒蝶―
みんなが帰ってきた。

時計を見ると、夜中の3時になっていた。



みんなを迎え、アタシは秋葉に抱きつく。

「…七瀬?」


突然のことで戸惑っている秋葉。




「寂しかった、怖かった...」




アタシは本音を言った。

一人で待っているのなんて、怖いだけ。

そして、孤独感を感じるだけなんだ…



「ごめん…今度から一緒に行こう?」


理解を示してくれた。

アタシは秋葉を部屋に連れ込んだ。



「…秋葉、お願い」

「ん?」

「抱いて」


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