嘘をつく理由
~放課後~

「松田先輩遅いな・・・忘れちゃったかな。。」

「ごめんごめん!!」

「いえいえ、謝らないでください!私も今来たばっかりですから。」

とかいって、カッコイイ嘘つきたかっただけ。
本当は1時間前から待っている。

「本当?でも、ごめん。」

「大丈夫です。」
理沙がやさしく微笑みかける。


ドキッ


松田先輩の顔が急に赤くなった。

「用件ってなに?(照)」

「あの・・・」

「・・・。」

「実は、私・・・」

ドキドキドキドキ
緊迫した雰囲気に変わった。

「松田先輩のことが・・・」

「松田先輩のことが・・・」

「好きでした。もしよければ、付き合ってください!」

その時、松田先輩は少し時間をおいて話始めた。

「お・・おれも。」

「へ?」

「おれも好きだった。ずっと好きだった。」
< 3 / 17 >

この作品をシェア

pagetop