此処から先、晴天なり
夜の世界に生きる男なんか


ろくなもんじゃない…


今までの恋愛を糧にして得た教訓のはずなのに


あたしはまた、夜の男を好きになりかけていた。


「でもさあ−、永遠も同業なんだから相通じる物あるんじゃない??将誠も♪連絡先教えてあげるからさあ、連絡してみなよ♪」


保奈美は軽やかに携帯を取り出して


『和泉 将誠』


と表示された画面をあたしに押し付けた。
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