届かない想い…
とは言ったものの…

どうすればいいのか…
私は1人、誰もいない階段の上にいた。

すると

『結実子~!どこだ~!』

げっ!!この声って………

『あっ、川上!!結実子見なかったか?』

やっぱり、大介くんだよ…

『そっか…ってかお前、こんなところで何してんだ?』

えっ…
あ…
いや…
大したことじゃ…

キャー!!

愛美は突然大介が現れたからなのか、驚き焦って…足をひねり、階段から落ちた。

『お、おい!!』

バサッ

『ギリギリセーフー』

『あっ、ありがっっ…!!!!』

なんと愛美の顔と大介の顔が近かった!!

『き、キャー!!』

愛美は慌てて逃げ出した。


大介は、まだ階段の下にいた。
『何してたんだ…俺は…』

この出来事が大介と愛美の恋の始まりなんて2人は知らなかった。
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