幸せの条件
 「ねぇ、どう思う?さーちゃん。」

「葉月が運命を感じたなら自分を信じてみたらいいんじゃない?」

私は、ニコッと笑う。

「何事も経験、経験。」

葉月の手をポンポンと叩く。

私は、自分の口の上手さに驚いた。

内心、失敗して私にいろいろ教えてって思っていた。

だって、幸せになるためには確実な成功した実例を知った方が近道じゃん。

ベストな状態で幸せになるためには遠回りなんてしていられない。
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