幸せの条件
 招き入れられた部屋には大勢の男女がいた。

テレビや雑誌で見たことある顔もちらほらいた。

「今日は友馬のデビュー記念パーティーなの。呼んでくるわ。」

マリアは、人の間を上手にぬって奥へ進んでいった。

私の頭の中は疑問符だらけだった。

サラリーマンの友馬がデビューってなんなんだろう。

「お待たせ。」

マリアに引っ張られて友馬が私の前に立った。

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