幸せの条件
 私は、並べられた料理を見て少しはしゃぐ。

取り皿に私が分けていく。

「・・・さっき、なにを言おうとした?」

友馬を見ずに私は、言う。

「もういいわ。ケンカするために会ったわけじゃないし。楽しもう。」

私は、笑顔で取り皿を友馬に差し出した。

「ね?」

「・・・ああ。」

友馬が少しだけ赤くなった。

< 140 / 202 >

この作品をシェア

pagetop