幸せの条件
 私は、ベットに横になった。

輸血用に血を抜かれる。

私の頭の中はグチャグチャだった。

友馬の両親が実は養父母であることは衝撃的だった。

父の言葉が繰り返し響く。

「ゆりと友馬君は似た者同士だ。うまくいく。」

私は、ゆっくり目を閉じる。

いろいろなことが大きな津波のように押し寄せてき過ぎて私の思考回路を麻痺させはじめていた。

< 163 / 202 >

この作品をシェア

pagetop