幸せの条件
君に 君と
 「・・・お迎えにあがりました。」

玄関で母が運転手を迎える。

ホテルのリムジンが私の実家に横づけされた。

ついに今日は結婚式。

そして、披露宴。

「あっちで化粧するんでしょ?」

「そうだけどお化粧しないわけにはいかないわ。」

私がドレッサーの前からなかなか離れないのを姉が呆れて見ていた。

「友馬さんが待ってるんだから急ぎなさい。」

姉は、私の部屋から出ていった。

 外に出た私は、綺麗な青空に自然と笑顔になる。

素敵な1日になりそうだ。
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