幸せの条件
チームワーク
 次の日、姉からお金を借り、そのまま探偵事務所に走った。

私は、女探偵と喫茶店に場所を移し、便箋を渡す。

「この紙に書いてあることを全部、調べてください。」

昨日、書いていて直之が秘密にしていることの多さに私は、驚いた。

「どれくらいで分かります?」

「・・・1週間もあれば大丈夫です。」

「1週間・・・。じゃ、正午にまたこの喫茶店で。」

「はい。」

女探偵と別れた私は、腕時計を見ながら直之の事務所に戻る。

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