桜の木に「こんにちは」
「俺も、瑠季って呼ぶから♪」

私は、真っ赤になって、顔を隠す。

「なに赤くなってんだよ♪」

そして、また笑い出す、さ、さく、春人君。

「さっさと帰れ!!
風邪引くぞ?」

そう言って上から、パサッと自分の上着を私の上に落とす。

「それ着て帰れ」
「えぇー♪」

私はその後、ニヤニヤしながら春人君の上着を着て自室に戻った。
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