双子とあたし。
それから数日後の日本の空港にて…――――。
「…やっと戻って来たね」
「そうだねぇ〜。飛行機は恐かったでちゅかぁ?悠太君?」
「馬鹿、俺にふるなよ。つか、一番恐がってたの昂太じゃん」
「へーんだっ!俺は高所恐怖症なの!」
「まぁまぁ…」
「はぁ…―――。お前ら少しは緊張感を持て」
「だって悠太がぁっ!」
「あぁ、わかったわかった。これからだぞ、気を引き締めるのは。記者会見するんだからな、マスコミに」
「記者会見?!一体何のために…?」
「―――…悠太、マジで言ってる?」
「なんだよ、慎司はわかるのか?」
「デビューを発表するんだよ、お前絶対他のことに気囚われてただろ?」
「薫ちゃんとかぁ?」
「ばっ…!何で今そいつの名前が出るんだよっ!」
「…いいから黙ってくれ!ほら、行くぞ!」
「だね、一輝」
「これからballoonの本格活動だぜっ!」
「「「お前はうるさい、昂太」」」