双子とあたし。
だけど、数字が並べられたパレードにあたしはすぐにギブアップの白旗を挙げた。
「「…もう?」」
二人は呆れ顔。
―――いや、だって仕方ないじゃんっ!
「すみません。」
心ではツッコミながら、一応謝る。
「ま、わかんないなら仕方ないよね。…どれ?」
「ここ…」
悠太はあたしの問題集を覗き込んだ。
二人の顔は近くなる…―――。
「――…俺も見せて。」
そういって三人の顔が問題集に集中する。
…
―――…あのさ…。