双子とあたし。





「―――…んー。全部終わったぁ…。」





あたしは背筋を伸ばした。






「「お疲れ。」」





と二人は出された麦茶を飲みながら言ってくれた。





「ところで薫、チーズケーキは?」





伸びてリラックスしていたあたしを悠斗の言葉が襲う。





「…え、持ち帰んの?」





あたしは頭にはてなマークをたくさん付けた。





「ここで食べるよ。薫さぁ、持ってきてよ。」







―――見せつけながら食べるんですかっ!





…まぁ、二人がいなかったらこの宿題も終わんなかっただろうし…―――。







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