sweet berry☆
「朔哉」

「あ?」

「私、一応考えてきたんだけど。はい。これ」

私は、企画書を見せた。

昨日、12時までこの企画書を作ったからなんか眠い・・・。

朔哉は、私が作った企画書をパラパラとめくる。

「これ。もしかして徹夜で作ったのか?」

朔哉は信じられないという顔で聞く。

「うん」

「今日寝坊した理由はこれを徹夜で作ってたからか」

「うん」

「じゃあ許す」

よかった・・・

寝坊したこと許してくれた・・・

「結構いいじゃん。これ」

「ありがとうございます」

朔哉はフッと鼻で笑い、私の髪をくしゃくしゃとした。

「紅葉」

「ん?」

私は乱れた髪をくしで整えながら返事をした。
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