ボタン雪
バス内のアナウンスが耳に入る。
もう降りるバス停に着いてしまった。
まだきちんとお礼も言えてないのに。
でもこのままだと乗り過ごしてしまう。
私は鞄を持ってバスから駆け下りた。
バスを降りてから、振り返ってみる。
男の人もこっちを見ていた。
制服を着ているから、きっと学生なんだろう。
あの制服は…
確か、N学園のだ。
超有名進学校の。
そこまで確認すると、私は学校へ足を向けた。
学校が分かったんだし、お礼はいつでもできるはず。
N学園ならこのバス停の2つ先だ。
近いうちにお礼に行こう。
私はそう心に決めると、顔を上げた。
これが私と彼の出会いだった。
もう降りるバス停に着いてしまった。
まだきちんとお礼も言えてないのに。
でもこのままだと乗り過ごしてしまう。
私は鞄を持ってバスから駆け下りた。
バスを降りてから、振り返ってみる。
男の人もこっちを見ていた。
制服を着ているから、きっと学生なんだろう。
あの制服は…
確か、N学園のだ。
超有名進学校の。
そこまで確認すると、私は学校へ足を向けた。
学校が分かったんだし、お礼はいつでもできるはず。
N学園ならこのバス停の2つ先だ。
近いうちにお礼に行こう。
私はそう心に決めると、顔を上げた。
これが私と彼の出会いだった。