スクール of SHINJUKU
「あそこにいるのが向井さん。」
「あいつかー。」
千里の指先ににこやかな笑顔で笑う向井がいる。
「何か話すの?」
「いや…。ただ観察。」
(15人の男と絡んでたぐらいだからな…)
しばらくすると1人の男子が現れる。
「お待たせ!」
松田…
ではない。松田と仲のいい鈴木だ。
「あれ?鈴木くん。どしたの?」
「向井~。この後、暇?」
「うん。」
「じゃあ体育館裏きてくんない?」
「いいよっ!」
(なんだ?ハエに告白か?)
清香は千里に声をかける。
「さて、体育館裏にいきますか。」
「お…おぅ。」