年下Prince.

次の日から、美希ちゃんの
マネージャー生活が始まった。



いつもあたしは、美希ちゃんと2人で
帰ってるから

これから、美希ちゃんのマネージャーの
仕事が終わるまで美希ちゃんの
手伝いをすることにした。









「美希ちゃーん。」



「なにー?」



「ヒマ。」




うん、とってもヒマです。




「なんか、あたしにも手伝わせて!!」



「ん〜…、じゃあボール拭きは
今みんながボール使っててムリやから、



部室の掃除でもする?」




「ヒマじゃなくなるんやったら
なんでもします!」



「じゃあ、新庄先輩に聞いてくるー。」



「あーい。」




どうやら、あの無愛想キャプテンは
新庄というらしい。





あれー?


笑ってる?



無愛想キャプテンが
















笑ってるー!!!!



そんなわけない!



でも、あの姿は無愛想キャプテンに
決まってる!!


しばらく美希ちゃんと無愛想キャプテンを
じーっと見てると、




「おい、ボールとって」



という声が。

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