年下Prince.
――――
と、言うことで次の日
なんで郁弥君はあたしにキスしたのか
美希ちゃんに聞いてみた。
すると
<font size="3">「はぁああぁあぁぁあぁあ!?」</font>
と、睨まれた。
「………………え(汗)」
あの、怖いです!!
「なんでわからんの!?」
「だって、わからん…から」
力なくあたしは答えた。
「はぁあああああ…。」
今度はため息だ。
なにかと忙しい、美希ちゃん。
「あのな、そんなん……
スキやからに決まってるやろ!」
美希ちゃんはあたしの肩をつかみそう言った。
…………すき
……………スキ!?
まさか、郁弥君があたしを!?
「えっ、だだっだ、誰を!?」
一応、確認を…!!
「郁弥君が絢音をスキ。」
「ウソや!!」
「じゃあ、ほかにキスする理由は!?」
「ムラムラする格好をしてたとき?」
それしかわかりません。
「ちがーう!昨日!!昨日のちゅーについてや!」
あたしの肩をつかんでいた美希ちゃんは
それをぐわんぐわん揺らした。
「あ…それはぁ…」
一気に心臓がドキドキしてきた。
そう思えば、ほかにキスする理由はわからない。
もし、
もし、郁弥君があたしをスキやったら
郁弥君があたしにキスした理由がしっくりくる。
ウソや…