年下Prince.
あ!!美希ちゃん!
助けを求めようと、ドアの方を見ると
美希ちゃんじゃなく、
サッカー部員でした。
「あっ、の…あたし!」
「………?
部室の掃除してくれるんすか?」
「まあ…」
その前にあたしはトロフィーを
なんとかせな…
「ありがとうございます!
おれ、1のBの石川 郁弥<イシカワイクヤ>っていいます。」
「あ…、あたしは2のCの杉原 絢音です。」
早く出ていってー!!
「絢音先輩でいいですか?」
「はい!ご自由に…」
「おれ、郁弥でいいですから!!
あ、じゃあ掃除の邪魔になるんで、
出ていきます。」
「あ…どうも…」
早くー!
ガチャ
割れたトロフィーを隠すのに必死で疲れた。
はあ、よかった。