年下Prince.



「ふぅ…」



よし、まずトロフィーを





ガチャ



「すいません。肝心なタオル忘れて…



あれ、トロフィー…」





トロフィーをくっつけるためのものを探していたため、


割れたトロフィーがあらわに…



「い、郁弥君…


ご、ごめんなさい!
あたし…調子にのってトロフィー触って、壊して…」


必死になってあやまった。


「あははっ!」

「えぇ?」


突然、郁弥くんが笑った。


何で??



「すいません。絢音先輩が
必死にあやまるから!!


それ、もとから割れてたトロフィー
なんですよ!」



え?






「ほ、ホンマに?」


「はい。前に3年の先輩が落として、応急処置しただけなんで。(笑)」


よかったー…



「郁弥君ー…あたし…みんなががんばって勝ち取ったトロフィー壊して
どうしようって…不安で、


よかった…」



「絢音先輩…」



「壊れてるのは、よくないけど、
部外者のあたしが壊すより、
いいから…

安心できました…


郁弥君、言うてくれてありがとう…」


あたしは安心して半泣き状態でした。


「絢音先輩………〃〃」



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