年下Prince.
飛び出てきたっていうより、
暗くて見えんかった、
っていうほうがいいよな。
とりあえず、
「お疲れ様。」
と、言うといた。
「はい。ありがとうございます。」
「あのさ、美希ちゃん
秀斗先輩が送ってくれるんやって。」
「あ、ホンマに!?
秀斗先輩、うちと絢音
〇〇駅で降りるんで、
よろしくおねがいします!」
「あ、じゃあおれも!」
「郁弥は反対方向やろ。」
「1人はさみしいじゃないですか!
おれ、さっきまで美希先輩の手伝いしてた
から、送る義務はあると思うんで。
いつも、一緒に帰ってる奴らは
先帰ったし。」
義務なんか?
と、疑問に思ったけど
結局4人で帰ることになった。