年下Prince.



――――



「絢音ー!」



「んむ…」



「んむ、ってなんやねん(笑)」



「今って何時ー?」



「もう昼休みですけど。」








あー、昼休みか

昼休みねー……











……………………!!




カターンッ






あたしは勢いよく立ち上がった。


「昼休み!?なんでっ?授業は!?」



教室におるみんなが、こっちを向く。

でも、あたしはお構いなしに叫ぶように言った。




「何回も起こしましたけど。」



「あー!あたし、2度寝はアカン
タイプやって忘れてたー!」




「ふっ(笑)うちは知ってたけどな。」



「言うてくれたらよかったやんかー」



2度寝したら絢音は起きられへんやろ?
だから、がんばって起きとき



って!!




「まあ、言うてあげてもよかったけど、
どっちにしろ、寝るやろうと思って。」




うー…




「ご最もで。」





絢音vs美希




勝者、美希







「さ、お弁当食べるで。」



「………へい。」



ノート後で美希ちゃんに見せてもらおう。







< 39 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop