年下Prince.
――――
「絢音ー!」
「んむ…」
「んむ、ってなんやねん(笑)」
「今って何時ー?」
「もう昼休みですけど。」
あー、昼休みか
昼休みねー……
……………………!!
カターンッ
あたしは勢いよく立ち上がった。
「昼休み!?なんでっ?授業は!?」
教室におるみんなが、こっちを向く。
でも、あたしはお構いなしに叫ぶように言った。
「何回も起こしましたけど。」
「あー!あたし、2度寝はアカン
タイプやって忘れてたー!」
「ふっ(笑)うちは知ってたけどな。」
「言うてくれたらよかったやんかー」
2度寝したら絢音は起きられへんやろ?
だから、がんばって起きとき
って!!
「まあ、言うてあげてもよかったけど、
どっちにしろ、寝るやろうと思って。」
うー…
「ご最もで。」
絢音vs美希
勝者、美希
「さ、お弁当食べるで。」
「………へい。」
ノート後で美希ちゃんに見せてもらおう。