年下Prince.


――――放課後



さてと、授業中寝た分のノート写さな。



教室の戸締りはめんどくさいとから
サッカー部の部室を借りて、
美希ちゃんにノートを写させてもらおう。






「絢音ー、グランド行くで。」



「はいはい!今行く。」



先に廊下に出ていた美希ちゃんに
急かされ、あたしは教室に残っている
友達に挨拶をして、美希ちゃんの
ところに行った。





グランドにでると、サッカー部は
練習が始まっていた。




「昼から寝ずにがんばったから
ノート写すの午前中の分だけなんやろ?」



「うん。よろしくお願いします。」


「はい!どうぞ」



「ありがとう。(汗)」



あたしの手にのせられたノート。

さっと見ただけでも、結構ありますね。


うー…肩こるわ、絶対。

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