年下Prince.
みんなは一斉に指示に従った。




前に美希ちゃんが座って、
美希ちゃんはサッカー部員達と
向かい合わせの形になって
席に座っている。


移動中に美希ちゃんに聞くと、
この視聴覚室で面接とやらをするらしい。



それまで美希ちゃんを待つことになった。

ちなみにあたしは隅っこの席に座っている。

隅っこはなんか落ち着くなあ。





あー、眠たくなってきた。



美希ちゃんの面接が終わるまで、
ちょっと寝かせてもらお…




――――…




「…ね

………やね


あ!や!ね!」


………?


「ん〜…あ、美希ちゃん。どうやった?」

「合格でした!」


「おめでとう!よかったなあ!!」


「ありがとう。ちょっとどっかによって帰る?」


「うん!そうしよ。」


「ちょっと聞いてほしいことがあって。」


「聞いてほしいこと?」



「うん、ホンマは聞いてほしいっていうか…
サッカー部がなんでまだこの時期に
マネージャー募集してたんか、
分かってん。」


「そうなんや。まあとりあえず行こ。」



「うん、あと戸締まり頼まれたから…」


「了解!!よしさっさとやってまおう!」

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