年下Prince.
あたし達は戸締まりをして学校をでて、
喫茶店に向かった。



――――



喫茶店に入って、
あたし達は座った。



「で、さっきのサッカー部の
話なんやけど…」


「うん。」


「4月に新人大会っていう、でっかい大会があって、
マネージャーを募集してるだけ、時間の無駄やったんやって。」


「でも、マネージャーって
すぐに決まるくない?…」


「そう!そうやねん!!
でもな、募集する人達が多すぎたんやって。
いちいち面接みたいなんせんと
アカンくらい。

なんで面接するようになったかっていうと、
マネージャーになりたいって人が、
サッカー部員が目当てな人
ばっかりやったからなんやって。」


「ああ…なるほど!
だから、美希ちゃんのときも
面接してたんや…」


うんうんとあたしは頷いた。


「うん。あと、なんで今の今までマネージャー募集してたかっていうと、

新人大会が終わるまでマネージャー募集するのやめてたんやって。
で、前に新人大会が終わって、今落ち着いてるから、また募集再開したらしいねん。」



< 8 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop