年下Prince.


「…………………。」


「…………………。」




「………………あ」


「〜〜っ!!ゆ、いとせんぱ…」




な、なにこの状況!!



どうしよう!


はい、今、どうなっているのかと言いますと、

勢い余ってよろめいて後ろに転けそうになった
あたしを、唯斗先輩があたしの腕をつかんで、
助けようとしてくれたんですが、
まだ床に残ってたプリンで唯斗先輩が
足を滑らせて、あたしと一緒になって
後ろにたおれこんでしまいました。

幸い、唯斗先輩があたしの頭の後ろを
手でかばってくれたため、頭をうたずに
すんだのですか、みごとに唯斗先輩は

あたしの上に覆い被さってる状態で、

余りに顔が近いため、あたしは顔が真っ赤に
なってると思います!!


にしてもきれいな顔…
かっこいい…


じゃなくて!!

「ごめん、頭うってない?」


こんなに顔近くにして言わんといて〜っ!!


「はいっ…、おかげさまで…」


「よかった…」



「………ゆっ、いと先輩
あの、あたしこの状態、恥ずかしいです…」



「あ、ごめん!」




ようやく、この状態からまぬがれた。



気絶しそうやった…!!



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