年下Prince.
やきもちなんです
でも、美希ちゃんは
「むふっ(笑)」
そう笑って、
「まあ、成るようになるで。」
と言いました。
「…………むふって…」
なんか流されてるんかなあ。
「郁弥君、スキなんやろ?
それやったら、郁弥君の反応は気にせずに
ちゃんとしゃべらな。」
「うん…。
でも、話すきっかけが欲しい…かも。」
「あまい!!」
「やっぱり?」
まあ、しゃべりたいんやったらきっかけとか
関係なくしゃべれよって話やもんな。
「がんばる」
「うん。がんばれ」
そして、放課後
グランドにむかった。
――――
とは、言うものの…
練習を一生懸命してるのに
しゃべりかけるのはなあ…。
「練習が終わってからやな。」
あたしは部室の前で座って練習の見学をすることに。
「よお。」
「んぎゃ!」
誰やあーっ!