年下Prince.
「練習が終わってからって、なんや?」
聞こえてたんや。
「いろいろと…です。」
「聞かれたくないって?」
「んー…。べつにいいですけど。」
「じゃあ、教えてや。」
「……郁弥君となんか気まずいんです。
この間、秀斗先輩達が来てくれた
次の日からも、郁弥君はあたしを家まで
送ってくれてたんやけど、その時から
あんまりしゃべってくれへんくて、
お母さんが帰ってくるまで送る約束やったから
お母さんが帰ってきてから余計に…」
「お前、郁弥に帰りに送ってもらってたんや。」
「はい。言うてませんでしたか?」
「初耳。
お前ら、なにげに仲いいもんなあ…。」
「そうですか?」