年下Prince.
「ただいまあ…」
あたしは、ベッドにダイブした。
それから、ちょっと泣いた。
ほんのちょっとやけどな!(汗)
すると携帯に着信音がなった。
美希ちゃんから。
「もしもし」
『もしもし!!絢音、今どこ?』
「家。先に帰ってごめん。」
『それはいいんやけど、なんかあった?
じゃっかん…鼻声やん。
泣いてたんちゃうん?』
確かに、泣き止んだけど、泣いてた。
「…………うん。」
『今、話せる?』
「美希ちゃん…
あたし、郁弥君としゃべろうって思ったんやけど
郁弥君と美希ちゃんが仲良さそうに
しゃべってるの見て、苦しくなった。
美希ちゃんは、大丈夫ってわかってるけど
郁弥君が美希ちゃんに笑ってるから…
苦しくなって…
先に帰ってきた…
うー…、〜っ!!」
思い出したらまた泣けてきた。
『あ〜、泣くな絢音ぇー!!
心配せんでもいいって、
郁弥君はあたしに、明日の練習休むって
言いにきただけやから。』
「うっ、うん…
ありがとう…」
しばらく、泣いてしまった。