ツンデレ彼女!-短編-
クラスの男子達にランチ、誘われたけど
私は瞬くんしか興味なかったからシカト。
それなら1人で食べるほうが全然マシだと思う。
「……」
一人で食べるお弁当も悪くないのよね。
中庭の雰囲気とか、木陰とかすごく素敵。
緑がたくさんあって、日差しが取っても気持ち良い。
時折吹く穏やかな風が心地良いの。
あんまり料理が上手じゃないママのお弁当だって、
美味しく感じられる。
つまりは!
静かだし、
涼しいし、
快適…だった…。。
それなのに。
「ねぇねぇ!!!」
……
最近、邪魔する奴が1名。
「なんですか?先輩」
私はため息をつく。
先輩はベンチに座っている私の隣に座ろうとしたので、
私は違うベンチに移った。
「瑠璃ちゃ~ん…冷たいっ」
この軽そうな男。
一応、2年生の松岡 龍世(まつおか りゅうせ)。
名前はかっこいいけど、
……名前負けしてる。
まぁ、つまりは全然かっこよくないのだ。
茶髪で、くるくるのパーマをかけてて、ピアスもつけてる。
ネックレスや指輪、ブレスレットもしてる。
(すべてシルバーアクセ…)
私からすれば、ただのチャラ男。