ツンデレ彼女!-短編-
息を切らしながら、
図書館へと行く。
なんで図書館かって?
人が少ないから。
単にそれだけ………。
ドアを開けようとすると、
声が聞こえてきたので、
入ろうか迷った。
1人になりたい気分だったから。
「なぁ、麻友」
…瞬くん、の声?
「な、ななな何よ!そんな近づかないで!」
黒髪ツインテール女の声だ。
大きい声だし、すぐに分かった。
「誰もいねぇし、いいじゃん♪」
「や、やだぁ…」
あー!何このバカップル!
うざいんだけど!
もういい!
図書館入ってやるんだからっ。
そう決心して
ドアを勢い良く開けた途端、
瞬くんがツインテール女を押し倒してた光景が目に入った。
ちょ、ちょっと此処…
図書館なんですけど!!
私が呆れ返ってると、
「きゃ、イヤあああ!瞬のばかあ!!」
瞬くんはツインテール女に打たれてた。
「いって……」
つくづく、バカップル…。