ツンデレ彼女!-短編-
瑠璃の学校生活2
-瑠璃side-
最近、またウザい人が増えた。
「ねぇねぇ~瑠璃ちゃんっ。
ご飯食べよー?」
黒髪ツインテール女、麻友。
「っていうか、友達も彼氏も同じクラスにいるでしょ。私を誘わなくてもいいんじゃないかしら」
「涼ちゃんも食べたいって言ってるし、それに…か、彼氏はいないよ?」
――嘘つけ。
学校には言ってないみたいだけど、
私は麻友と瞬君の関係なんてすでにお見通しなんだけど。
図書室であんなコトしてたら、誰でもわかるっつーの。
「――瑠璃ちゃん待って!」
私が教室のドアを開けた時、麻友は私の手首をつかむ。
「ちょ、何す「友達になってくれ、なんて言わない……。だから、ペア組む時とか何でもいいから私が必要になったら利用して?」
私がクラスで孤独になっているのを心配しているのか、麻友は真剣に言った来た。
「――ご苦労な、犠牲精神なことで。
じゃあね」
ホント、こういう何か勘違いしてる人って困る。
……私は、教室でお弁当を食べたくなんかない。
…中庭で食べたいんだから。