ツンデレ彼女!-短編-
一回だけじゃなくて、
たくさん言って欲しいって思う俺は女々しいだろうか?
でも、とにかく嬉しかった。
俺は顔から火が出そうな
麻友をそっと抱きしめた。
強く抱きしめたかったけど、そこは我慢だ。
シャンプーの匂いがより一層感じられた。
「俺が麻友のこと独り占め…するから」
そう言うと、麻友は俺の胸板を叩きながら
「瞬なんか、私しか相手に出来ないんだから…当たり前でしょっ」
と言う。
どこまで、ツンデレなんだ。
こいつは。
「…麻友ってツンデレだよね」
そう笑うと、麻友は、
「瞬のバカ!ツンデレなんかじゃないわよ!!」
と顔を赤らめて言う。
……
やっぱり麻友はツンデレだと思う。
「ツンデレじゃない!」
ツンデレ彼女 本編/end