ツンデレ彼女!-短編-
-日常編-
今日は何の日?
「ねぇ。瞬、これ分かんないんだけど」
麻友が俺の部屋で、
唸り声を上げていると思ったら、
どうやら春休みの宿題が分からないらしい。
「あー…これ?分かんねぇの?」
「そうよー。教えて」
ニコっと笑う麻友の顔。
こういう時だけ、愛想がいいんだよな…。
…よし。
からかってみるか。
「ちゅーしてくれたら教えてやるよ」
意地悪してもいいよな?
俺ら、カレカノだし。
「な、何ニヤニヤしてんのよ!気持ち悪い!あんたなんかとちゅーするぐらいなら、自分でやるわよ!」
真っ赤な可愛い顔して、
そんなコト言われても説得力ないよ。
「なんで?したくないの?」
麻友の顎を引くと、
麻友は横を向き、俺の顔を見ようとはしない。
「か、…顔近すぎ!///」
当たり前だろ。
麻友の顔、もっと近くで見たいんだから。
…そう言おうと思ったけど、
ビンタされそうな気がしたので、
「答えろよ」
と、攻めてみた。
「や…やだぁ」
麻友は泣きそうな顔をしている。
やべぇ。
なんか理性効かないんですが…。
「襲うぞ?」
「…や…」
綺麗な白い肌がより赤く染まっていく。
「なぁ…麻友?」
「な、なによっ」
少し怯えてる上目遣い。
そんな顔されちゃ、もう…俺無理なんですけど。
「我慢出来ない」
俺はそう言って、
麻友の唇を奪った。
「きゃ、きゃああ!!///」
麻友は大きな目を更にまん丸にさせた。
「唇…やわらけぇな♪麻友」
「何平然としてんのよ!変態!!大っきらい!!!!」