ずっと前から愛してる




-ピーンポーン



あ、直樹と優花きたっ!!




「お母さん、いってきます!」


「お弁当もった〜?」


「持ったーっ」



ガシッと鞄を掴むとあたしは
理人より先に玄関から飛び出した



「理人おはよ〜…って理穂!?」


「優花まで驚かなくても!!
別にあたしが早起きしても
変じゃないじゃんー
ねぇ、直樹?」


「え?あ、あぁ…」



…っよし!!


普通だったよね!?

いい感じに話せたよね!?



この調子で今日1日乗りきるぞーっ




「おい理穂、俺様をおいてくな。」


急に後ろからした声


もちろん声の主は、


「バカ理人。おっそー」


「ってめ…!!待てチビ!!」


いつの間にか始まった鬼ごっこ
その様子に優花と直樹は
やれやれ…と首をふっていた




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