大好きな君へ


あたしは真っ暗闇の中にいた。


遠くにかすかに光が見えて、それに向かって手をのばす。


でも、手をのばせばのばす程光は遠ざかっていく。


あたしは泣きそうな声で叫ぶ。


「嫌だっ…ひとりぼっちはもう嫌だよっ…」



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