大好きな君へ

-----はぐれた…


案の定、あたしは迷子になった。前にいたはずの沙織と達也はいないし。悠の姿も見当たらない。


「どうしよ…」


今日に限って携帯を忘れてきてしまったあたし。


「悠…沙織…達也…」


泣きそうになっていたその時、


「ねぇねえ。ひとり?」


いきなり声をかけられた。



< 24 / 43 >

この作品をシェア

pagetop