大好きな君へ

「死ぬかもしれないなんて…言うなよ…」


「悠…」


悠が弱気になってるところなんて初めて見た。


「俺が絶対由梨奈を死なせたりさせないから。なにがあっても守るから。」


悠がそう言ってくれた。あたしは涙があふれてきた。


「ゆ…う…」


しばらく涙が止まらなかった。


「わかった。あたしは悠を信じる。あたしのこと、守ってよ??」


泣き止んだあたしは悠に言ってみた。


「おぅ!!絶対だから。」


この時、悠とあたしは約束した。


『なにがあってもお互いを信じる』


これがあたしたちの約束。



< 33 / 43 >

この作品をシェア

pagetop