大好きな君へ

そのあともたくさんのお店を見てまわったあたしたちはカフェで休憩することにした。


「はぁ〜!歩いたなぁ…」


「由梨奈、体調は大丈夫なん?」


沙織が心配そうに言う。


「うん。最近調子いいの!これも悠のおかげかなぁ…」


「そうかもしれへんよ!恋の力はやっぱすごいなぁ〜!」


沙織は笑って言った。


「なんかね。今だに信じられないの。悠と付き合ってるってこと。」


あたしは沙織に話し始めた。


「今までずーっと悠とは幼なじみっていうか…兄弟みたいなかんじだったんだよね。でもいつのまにか悠のこと、好きになってた。」


「だから付き合ってるって実感わかないんだ…変だよね…」


あたしは笑ってそう言った。



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