ただ好きなんだ
ありえない...
ありえない...
この
注意深い私が....
ガラガラ....
思い切って教室のドアを開ける。
「おはよ!!」
勢いよく声をかけてきてくれた仔は、羅来。
明るくて可愛くて優しいっていう事で有名だ。
仲良くできるかな???
「おぉおはよう^_^」
「ぎこちないぞ!!もっと、元気だせぃ!!」
なんだ???
この仔....(笑)
勢いよすぎるだろ...
「元気だよ!!!」
「そのいきだ★」
「あぁ...うん」
「名前聞いてなかった!!!教えて???」
「美濃部裕美里」
「しってる!!喧嘩強くて、クールでなによりイケメン女子!!!」
「え...??」
「見た目男の子みたいでカッコイイねww」
「あ...どうも」
「朝のホームルーム始まっちゃう(^-^;)座ろ!!」
「うん」
何なんだ???
てか....
このクラスに....
山田 幸人いるね...
うん。
私の好きな人。
こんな女でも
恋ぐらいするんだよ???
皆、私がクールとか言ってるけど、本当は、素直になれないだけなの。
山田幸人が私の初恋の相手。
そいつは、女好き。
私は、バカだから。
「...のべ!!美濃部!!」
「あ"!?」
また、誤解されるような、返事しちゃったよ。