ねぇ、先生。



…それがなんだって言うのよ!


私は先生が大好きなんだから!


先生を信じてるんだから!


私はポケットにしまっていた
写真を取り出した。


悲しそうに笑っている満月さん。


満月さん…
何で悲しそうなの?


先生のことが
好きだったんでしょ?


私は美雪さんの話を
信じたくないっ!!


私はまた写真をポケットに
しまいこんだ。



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