ねぇ、先生。



「おはよう。高島さん」


名前呼ばれて、
高島さんは私を見た。


「おはよう」


挨拶をすると視線をまた
教科書に移した。


シーン……


長い沈黙が続いた。


私は沈黙に耐えきれず、
高島さんに話しかけた。



< 266 / 361 >

この作品をシェア

pagetop