ねぇ、先生。



「私や沙月のお父さんは
沙月を心配してたのが
余計なお世話だったみたいで
嫌われちゃったから……」


その心配事はいじめのことだと
思った。


お母さんから沙月を
いじめているのか聞かれたから。


「ごめんなさい……」


「えっ?」


私は沙月のお母さんに
全部話をした。


先生のこと。


沙月をいじめてたことも―……



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