ねぇ、先生。
第五章 日記帳と写真
昨日、もらったメモ用紙を頼りに先生の家に来てみた。
「いつでも、俺ん家に来なよ」って言ってくれたし……。
いいよね?
ピーンポーン……
私はドキドキしながら、
インターホンを鳴らした。
ガチャ
「はい。お、早川じゃないか!」
ドアを開けてくれた先生は
もう服に着替えていて
でも、少しだけ寝癖で
ちょこんと前髪が跳ねていた。
何だか先生が子供みたいに
思えて可愛くみえた。