好きになっただけなのに。
私は、下を向いて歩いていた。
横断歩道を渡っていた時だった。
「澪~!!!!」
向こうから、直人が名前を呼んでいた。
私は、走って向こう側へ向かった。
「澪ーーーーーー!!」
直人の声は、悲鳴へ変わった。
左からトラックが、私に向かってきた。

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