好きになっただけなのに。
心の中
私が起きると、目の前に、クッキーがあった。
食べてみたら、すごくおいしかった。
自分で言うのもあれだけど、私への愛を感じる。
さっきの蘭ちゃんの言葉を思い出した。
これは、その男の子が、くれたものなの…?
ガチャーーーー
「お、澪。
起きたか?」
そう言ってきたのは、純一。
さりげなく、純一に聞いてみた。
「これ、純一が作ったの?」
「お、お、おう」
純一って、意外に料理上手だなぁ………。
!?
純一の手には、シップが貼ってあった。
ヤケドしたのかなぁ………?
大丈夫、かな………?
「ありがとう。
手、大丈夫?」
「おぅ!!」
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