【完】白い花束~あなたに魅せられて〜
翔の時同様紹介しようと思ったら、大和は既にカードを持っていた。
多分、珠璃と来たのだろう。
そのまま奥の扉を開れば、今日も涼は驚いていた。
…最近吃驚しっぱなしだね?
私と大和という変なコンビに涼は私に耳打ちしてきた。
「おいコイツ…珠璃の男だろ?」
涼は大和を珠璃の彼氏と思っているらしい。
否定するのが面倒で適当にあしらって
『…話があるみたい』
告げてカウンター席に腰掛けた。
今日はここ。
涼の目の前。
テーブル席になんか行かない。
涼に見届け人になってもらうんだから。
適当に軽食を注文して今日も私はグレープフルーツのカクテル。
それには翔同様に大和も吃驚していたけれど。
…私=カフェオレのイメージですか。
大和はウーロン茶を頼んでいた。