【完】白い花束~あなたに魅せられて〜
「仁菜〜?」
『…何?』
次の日私は相変わらずの機嫌だった。
ガミさんは水着でPV撮影をしていた私達に「ハイ」とタオルを手渡す。
「…まだ怒ってる?」
『…何で黙ってたの?』
未だにに私に説明をしてくれないガミさんをじっと見つめれば、みるみる焦り出す。
……怪しい。
「とっ、とにかく!今は言えない大人の事情があるのよ!!」
ガミさんはそれ以上は言わない。
だけども不自然さは全開だった。