【完】白い花束~あなたに魅せられて〜
「そんな顔すんなよ。昨日はあんなに可愛かったのに」
!!!
『翔!!』
瞬時に赤くなる顔。
昨日の出来事を思い出した私は、それ以上は何も言えなかった。
…恥ずかしい、と思う。
だってあんな…
あんな事をみんなはするの…?
…………。
ずんっとちょっと重い下腹部。
そこをさすりながら、シーツにくるまって起き上がった。
「ほら、カフェオレ」
『ありがとう』
差し出されたのは、昨日と同じ甘いカフェオレ。
それを一口飲んで、着替える為に洗面場に行った。